フィリピン 留学をする際、どのくらいの期間留学すれば英語を話せるようになるのか迷いますよね。実際に留学した経験から期間の考え方をお伝えしたいと思います。
結論から言うと、私の感覚ですが充実度は次のグラフのイメージです。
ちなみに、1日の授業の内訳は、マンツーマン50分×6コマ、4人グループレッスン50分×2コマ、の合計8コマです。TOEICやIELTSの試験向けというよりかは会話中心のレッスン内容です。
1週目の充実度がかなり大きく、そのあとは地道に使える言葉を増やしていく日々になります。私の留学期間は5週間でした。それでは詳しく見ていきましょう!
1週間目
語学学校の多くは月曜日に入学式とオリエンテーション、プレースメントテストを行います。授業もありますが最初は自己紹介や趣味、勉強の目的など雑談をすると思います。実際には火曜日から本格的な授業が始まります。
この初日と2日目が最も疲弊します。
普段使わない英語を朝から晩まで話すので脳がフル回転です。部屋に帰ると21時22時には寝てしまうのではないでしょうか。伝えたいのに言葉が出てこないもどかしさと、この先やっていけるのかという不安も大きくなる期間です。
3日目からは徐々に慣れ始め、緊張もほぐれてきます。毎回先生に聞かれる「How are you?」の返し方も板についてきます。英語を話すことの一番の壁である恥ずかしさを捨て、自信を持って会話できる勇気が身につきます。
2週間目
土日を挟んだ月曜日の朝は言葉がなかなか出て来ず、先週の勢いを取り戻すのに一瞬戸惑います。でも午後には元どおりになっているはずですので安心してください。
2週目の伸び率は1週目ほどではなく、会話の中で徐々に使える単語や言い回しを増やしていくことになります。授業内で言いたくても言えなかった単語や言い回しを授業をあとで調べてまた次の授業で使ってみると自分のものにし易いです。
実際、2週目以降は大きな伸びはなく、地道に使える言葉を増やしていく日々です。この積み重ねでスムースな会話ができるようになっていくものだと思います。
3週間目
週末のスランプもすぐに取り戻せます。人間の慣れは怖いもので、1週間目の時間の流れとは裏腹にあっという間に時間が過ぎていきます。ちゃんと英語が身についてきているか毎日振り返るようにしましょう。
過去の経験を話すことにも慣れてきて、言葉に詰まりながらもなんとか伝えることができるのではないでしょうか。学校では週末の予定や経験をいろんな先生に聞かれるのでそれが良い訓練になっているのだと思います。ショッピングモールにどうやって行ったのか、映画「マレフィセント2」のあらすじと感想、誰と行ったのかなど、若干のプラベートも関係なく事細かに聞いてくれます。
授業が終わって学校から出てみると、思わず「What’s that?」なんて口走ってしまいました(英語かぶれ
惰性に流されず、常に毎日の学習を振り返って語彙を増やしていきましょう。
4週間目
なんとなくスラスラ話せているような感覚があります。
正直、私はこの週風邪をひいてしまったので、1日8時間の授業が辛かったです。エアコンの風が特に辛く、グループレッスンの部屋ではなかなか調整しづらいところもあるので長袖必須です。私は長袖がなかったので、お湯をタンブラーに入れて湯たんぽがわりに使って暖をとってました。笑
5週間目
生活には完全に慣れており、先生の話も頭に入って来やすく感じました。最初の頃は相手の顔を見てかなり集中して話を聞かないと話についていけなくなる感じでしたが、話し中によそ見をできるくらいに余裕が出てくるのではないでしょうか。
毎日添削をしてもらっていた100文字程度の英作文も指摘がほぼ無くなってきました。簡単な英語の言い回しを覚えられたのか、ミスのない組み立てができるようになったのか、とにかく英語に慣れてきたということでしょう。英作文ができるということは普段の会話も間違いを恐れずに話して良いということなので、より一層自信に繋がります。
私の学校は基本1週間ごとに入学と卒業があるため、金曜日に卒業式がありました。私より先に長くいた生徒も後から来た生徒も、卒業日が一緒なら一緒に卒業式に出ます。同じ学び舎で苦労を共にした生徒との卒業はいいもので、最初は英語が全然話せなかったタイ人の女性も卒業式でスピーチできるレベルになっていました。「帰国したら自分の子供に英語を教えたい」「先生や他の生徒には感謝している」と涙を流しながらスピーチしていたのはとても感動的で印象深いです。
日本だけでなく世界各地から一つの学校に集まり、共に学び、卒業して世界各地で英語を活用していく、これはとても素敵なことだと思います。生徒それぞれ学ぶ目的は違いますが、共に夢に向かって勉強することで、今後かけがえの無い友人になっていくでしょう。
まとめ
英会話は最初の1週目に大きな壁を越え、そのあとは地道に自分の扱える範囲を増やしていく、そんなイメージです。もちろん、語彙力によってはもっと苦労したり、もっと早くに開花したりと差はあります。
留学期間中に爆発的に語彙力が伸びることはなく、やはり普段から地道に語彙力を高め、留学期間中にそれを自由に扱えるようにしていくことが重要です。留学前にインプットを、留学中にアウトプットを訓練しましょう。
私の経験がぜひ皆さんの留学期間の検討材料の一助となればと思います。
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