【ハノイ】ホアンキエム湖の中にあるNgoc Son寺で好きな漢字を書いてもらおう

ベトナム

こんにちは、こうきちです。

今回はハノイで一番有名な湖にあるお寺で、漢字を書いてもらえるサービスをご紹介したいと思います。

場所はホアンキエム湖の中にある小さな島にあるお寺です。

日本でもよく年の終わりにその年を表す漢字一字を書く行事がありますよね。意味合いは異なりますが、今回のもそれと同じようにリクエストした漢字一字を筆で書いてくれます。

ホアンキエム湖といえば、ハノイの観光の中心地であり、地元の人も集まる憩いの場ですので、観光でハノイにこようとしている方には良いお土産、ベトナム在住の方には良い思い出になることと思います。

ホアンキエム湖のお寺について

週末はホアンキエム湖の周りの道路が歩行者天国となり、多くの人でごった返しています。

ホアンキエム湖の中には橋で行ける小さな島があり、玉山祠(ぎょくさんじ)というお寺があります。

このお寺の中に今回ご紹介したい漢字を書いてくれるおじいちゃんがいます。

お寺の扉とお線香

ちなみに、ホアンキエム湖の歴史は古く、以下のような伝説があります。

ホアンキエム湖の大亀には、今なお語り継がれる伝説が存在する。ベトナムが中国の明に支配されていた15世紀、後に黎(レ)朝(1428~1527年、1532~1789年)の初代皇帝となるレ・ロイ(Le Loi=黎利)が、湖の宝剣によって明の駆逐に成功した。平和な日々が続いていたある日のこと、レ・ロイが湖を散歩していると神の使いである大亀が現れ、宝剣を持ち主の竜王に返すように言って、湖の底に持ち帰ったという。この伝説から、湖は「ホアンキエム(Hoan Kiem=還剣)湖」と呼ばれるようになった。

VIET JO

実際にお寺の中には2mほどある亀の剥製が飾られているので、一緒に観光してみることをオススメします。

亀の剥製

ベトナムで漢字?

「ベトナムでなぜ漢字を書くのか?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はベトナムではフランスが侵攻してくる19世紀後半までは漢字が一般的に使われていました。もともと、キリスト教を普及させるためにベトナム語の漢字をアルファベット表記へと変換する「ローマ字転写法」がありましたが、フランス植民地の時代にそれが普及するようになったのです。

そのため、今は漢字がわかるベトナム人は中国語や日本語を勉強している人がほとんどです。(ベトナム古来の漢越後とは少し異なりますが)

ベトナムの歴史と文化の追求として漢越語を勉強する方たちもいます。

今回ご紹介するおじいちゃんも中国語を勉強しており、多くの漢字をご存知でした。日本でよく人名に使われる漢字も知っているので、自分の名前をリクエストすることもできます。

漢字のおじいちゃん

さて、本題ですが、漢字を書いてくれるおじいちゃんはこの扉を入ったすぐ左側に座っています。
笑顔が素敵で気さくなので、是非話してみてください。(さすがに観光地なので英語も通じる)

お寺の中

リクエストする漢字はなんでもよく、自分の名前の一部だったり、自分をよく表す漢字だったり、今年の目標とするものであってもいいです。

サンプルとして、よくリクエストされる漢字の一覧表が置いてありました。

「誠」「縁」「心」などあり、それの英訳も隣に書いてあったので、きっと漢字圏外の欧米系の方が来てもイメージしやすいようにしているのでしょう。欧米人にとって漢字のお土産は人気が高そうです。

「心」を書いている様子

わたしは迷いましたが、自分に素直に、常に心の暖かい方へ、志高くという意味で「心 (Tâm)」を選びました。

そうするとおじいちゃんは漢字の下に
Tâm sáng Chí cao (心明るく、志高く)
と添書きしてくれました。

この漢字を忘れないように、今年を生きていきたいと思います。

「縁」を書いている様子

友人は「縁 (Duyên )」です。

人は人との出会いによって良くも悪くも変わるもの。ご縁を大切にという意味だそうです。

詳細情報

費用
・お寺への入場料:3万ドン(150円)
・漢字清書代  :20万ドン(1000円)

場所
 Đền Ngọc Sơn(ゴック ソン寺)

さいごに

いかがでしたでしょうか。

日本でもこういったサービスはありそうですが、異文化の地で書いてもらうというのもまた面白く、印象深い旅行になるのではないでしょうか。

アクセス抜群なので是非、気軽に立ち寄ってみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました