こんにちは、こうきちです。
先月、2021年3月の記事ではベトナムへの入国制限が大幅に撤廃され、海外旅行者は隔離なくベトナムへ来れるようになったことをご紹介しました。
ただ、逆に日本へ入国するにはワクチン接種者でも最低3日間の隔離が必要で、それが往来の妨げになっていたと思います。
しかし今回、4/29よりその隔離が不要になり、指定のワクチンを3回接種していれば、日本入国時も隔離が不要になりました!!(祝)
今回は詳しくご紹介していきたいと思います。
4/28 外務省が発表
4/28に発表された情報がこちらです。
4月29日午前0時以降、以下の国からの帰国者・入国者について、検疫所の宿泊施設での待機を求めないこととします。
外務省HP
スリランカ、トルコ、ベトナム
ベトナムからの帰国者・入国者について、検疫所の宿泊施設での待機期間が、待機3日間から待機なしになりました!
どういうことかというと、コロナ変異株流行の要注意地域としてベトナムも指定されていましたが、その指定国リストから外れたということです。
原則、4/28以降は以下の案内に従うことになります。
※ベトナムは「指定国・地域以外」に当てはまります。
(3)指定国・地域以外からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加未接種者について、原則7日間の自宅等待機を求めることとした上で、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結
果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。(4)指定国・地域以外からの帰国者・入国者であってワクチン3回目追加接種者について、入国後の自宅等待機を求めないこととします。
外務省HPより
つまり、今後はワクチンを3回接種しているかどうかで隔離方針が変わります。
指定のワクチンを3回接種している方のみ待機なしとなります。
ワクチンを3回接種している場合
日本でワクチン接種している方は、ほぼ指定のワクチンに含まれているので問題ないのですが、ベトナムで接種した場合は注意が必要です。
<2回目までに接種したワクチン>
・ファイザー
・アストラゼネカ
・モデルナ
・ヤンセン
・バーラト ・バイオテック
・ノババックス
<3回目以降に接種したワクチン>
・ファイザー
・モデルナ
・ノババックス
ベトナムではアストラゼネカの接種が比較的多いですが、3回目に接種したワクチンがアストラゼネカの場合は対象になりませんので、3日間の待機が必要になります。
ワクチンを3回接種していない場合
前述の引用の通り、原則7日間の自宅隔離になります。
隔離3日目以降に自主的に検査して陰性になれば隔離終了となりますが、自費での検査は痛いですね。特に小さなお子さんがいる家庭の場合はこのパターンに当てはまる方が多いのではないでしょうか。
ベトナムから日本入国の際に残っている障壁
(3)日本への全ての入国者は、当分の間、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければならず、証明書を提出できない方は、検疫法に基づき日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
上記に加え、全ての入国者は、当分の間、入国時に検査を実施の上、検疫所長の指定する場所(自宅等)での待機が、条件(3回目ワクチン接種、自費検査の有無)に応じて求められるほか、各種防疫事項への誓約、必要なアプリの登録・利用等が求められます。
大使館HPより
ワクチンの接種/未接種に限らず、日本へ入国する人は全員出国前に検査証明書の準備と各種アプリの登録が必要です。
ワクチン3回接種者は隔離がなくなったとはいえ、この2つの準備が必要です。
この2点がなくなるのはもう少し先になると思いますが、コロナ前の状態にかなり近くなってきたと言えるでしょう。
日本からベトナムへ入国する場合
観光でベトナムに来たい場合でも15日間以内ならビザも不要で隔離はありません。
日本からベトナムへの入国は以下の通りになります。
〔ベトナム入国前〕
●日本人の入国については、旅券の種類及び入国目的にかかわらず、入国日から15日間の滞在については査証免除となります。詳細はこちらをご参照ください(ビザが必要な場合の電子申請やAPECカード等についても記載)。
●ベトナム入国に先立ち、以下のいずれかの方法で実施した検査の陰性証明書を取得・持参してください。ただし、2歳未満の子供を除きます。
・RT-PCR法/RT―LAMPを使用する場合:日本出国前72時間以内に検査実施
・迅速抗原検査を使用する場合:日本出国前24時間以内に検査実施
●なお、ワクチン接種の有無や回数は入国の条件としては規定されていません。
〔ベトナム滞在中〕
●ベトナム滞在中、オンライン医療申告アプリ(PC―COVID)を使用してください。
●新型コロナウイルスの症状が出た場合、保健当局に直ちに報告してください。
●入国日から10日以内は自己健康観察を行ってください。自己健康観察の具体的な運用は、滞在先を通じ、保健当局等にお問合せください。
●なお、入国後の隔離期間はなくなりました。
大使館HPより
感染者数の推移
ベトナムでは今年初旬から第4波で甚大な被害が出ていましたが、そのピークも過ぎ、今では新規感染者数は1日あたり1万人前後にまで下がりました。高いワクチン接種率により集団免疫を獲得したおかげでしょうか。
一方、日本は過去3ヶ月では若干下がっているものの、1日あたりの新規感染者数は4万人前後で停滞している状態です。
ベトナム国内ではすでに観光で盛り上がっている
前述の通り、ベトナムは感染者数が減っており、マスクはつけているものの、クラブ・マッサージ・カラオケなどの密になりがちな娯楽施設もオープンしています。
国内旅行も盛り上がっており、4月の中旬の連休(フン王命日)やベトナム版GW(南部解放記念日、メーデー)は飛行機のチケットが3倍になっているというニュースもありました。なお、ベトナム国内移動では飛行機搭乗前の検査は不要になっています。
筆者の肌感でもダナンやハロンなどの観光地は今まで閉まっていたお店も続々オープンして活気が出てきたように感じます。
ベトナム現地の状況はリアルタイムに筆者Twitterで発信しているので、ぜひフォローをよろしくお願いします!
まとめ
徐々に規制緩和が進んできて、双方の往来に隔離なしまで来ることができました。
このまま検査なし、医療申告なしのコロナ前の世界に戻る日が早く訪れるといいですね。
本記事がベトナムへの出張・旅行に来る皆様、また日本に帰国する皆様のお役に立てば幸いです。
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